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2019 年度 研究成果報告書

BCG failure症例に出現する異型細胞の形態学的・分子生物学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08744
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関九州大学

研究代表者

渡邊 壽美子  九州大学, 医学研究院, 講師 (90404087)

研究分担者 大喜 雅文  九州大学, 医学研究院, 教授 (10160441)
勝田 仁  九州大学, 医学研究院, 教授 (50333240)
加来 恒壽  九州大学, 医学研究院, 教授 (60185717)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードBCG failure症例 / 自然尿細胞診 / 膀胱癌 / 培養細胞 / 核形態指標 / 細胞周期関連タンパク / 診断基準作成
研究成果の概要

近年問題となっているBCG膀注療法が効かないBCG failure群に対しては、診断基準は確立されていない。そこで、BCG failure群に出現する異型細胞はBCGに対して反応しない細胞であると考え、本研究を行った。その結果、治療前自然尿細胞診に出現する比較的小型で核中心が 濃染する異型細胞は、BCG failureを示唆する細胞である可能性があること、培養細胞の実験から、細胞周期関連タンパクの複雑な動きが関与していること、BCG曝露回数と形態的変化には関連性があり、BCG failure群に出現する異型細胞を診断できる可能性が示唆された。

自由記述の分野

細胞診断

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年問題となっているBCG膀注療法が効かないBCG failure群に対しては、全く検討がなされておらず診断基準は確立されていない。BCG failure群に出現する異型細胞はBCGに対して反応しない細胞(BCG非感受性細胞)であると考えて形態学的および分子生物学的検討を行った。BCG failure群に出現するBCG非感受性異型細胞を正確にとらえる研究が進むことは、最適治療法の選択という視点から患者のQOLにとり重要なことであると考える。

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公開日: 2021-02-19  

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