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2019 年度 研究成果報告書

HE、蛍光免疫染色、FISH法のWSI解析の発展及びホジキンリンパ腫研究への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08746
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

村瀬 貴幸  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (40315875)

研究分担者 稲垣 宏  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30232507)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード蛍光 in situ hybridization / Sequential FICTION-WSI / 免疫染色 / IN-Cell Analyzer / 顕微鏡画像解析 / 染色体転座 / 多形腺腫 / 多発性骨髄腫
研究成果の概要

多発性骨髄腫のCCND1-IGH,NSD2-IGH,MAF-IGH遺伝子再構成検出にFFPE組織による免疫染色法を開発した。FISH法による遺伝子再構成とIHCによる蛋白発現を比較し、CCND1;NSD2;MAFのIHCのcut off値,感度,特異度は各々5%,100%,100%;10%,95.0%,96.0%;10%,90.0%,98.3%であった。遺伝子変異未検索例でもIHCと組織FISH法を行い、感度,特異度はCCND1で100%,97.5%、 NSD2で90.9%,98.9%、MAFで100%,100%であった。よってFFPE組織による多発性骨髄腫の再構成検出は有用であった。

自由記述の分野

分子病理診断学

研究成果の学術的意義や社会的意義

次世代シーケンサーにより網羅的に遺伝子を解析し、腫瘍遺伝子異常をビッグデータ化することは腫瘍発生研究に重要であるが、腫瘍組織のビッグデータとの比較の報告はない。我々は1枚のパラフィン組織切片から蛍光免疫染色とFISH法を連続的に行い、スライド全体をビッグデータ化し、細胞単位で組織全体を解析する技術(Sequential FICTION-WSI法)を開発したが、基礎医学・臨床医学分野での応用が可能である。以上から遺伝子ビッグデータと細胞単位の形態・蛋白発現・遺伝子解析から得られた組織ビッグデータとを比較することは画期的であり、腫瘍組織を対象とした分子病理学の応用範囲を飛躍的に広げるものである。

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公開日: 2021-02-19  

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