研究成果の概要 |
多発性骨髄腫のCCND1-IGH,NSD2-IGH,MAF-IGH遺伝子再構成検出にFFPE組織による免疫染色法を開発した。FISH法による遺伝子再構成とIHCによる蛋白発現を比較し、CCND1;NSD2;MAFのIHCのcut off値,感度,特異度は各々5%,100%,100%;10%,95.0%,96.0%;10%,90.0%,98.3%であった。遺伝子変異未検索例でもIHCと組織FISH法を行い、感度,特異度はCCND1で100%,97.5%、 NSD2で90.9%,98.9%、MAFで100%,100%であった。よってFFPE組織による多発性骨髄腫の再構成検出は有用であった。
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