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2022 年度 研究成果報告書

液状化検体を用いた唾液腺癌の個別化治療への試み

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08753
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関公益財団法人がん研究会

研究代表者

佐藤 由紀子  公益財団法人がん研究会, 有明病院 病理部, 副医長 (30365712)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード唾液腺腫瘍 / LBC / 細胞診
研究成果の概要

本研究の目的は、唾液腺腫瘍における細胞診の診断精度を向上させ、治療選択と予後予測の一助とすることである。穿刺吸引生検(FNA)の検査結果は、穿刺を行う臨床医や病理医の経験など、様々な要因によって感度や特異度に幅があることが分かっている。2021年ASCOガイドラインでは、病理医がFNAや針生検(CNB)を用いて、診断や悪性リスク(ROM)を判断するための免疫組織化学や分子検査を補助的に実施する。
我々が設定した液状化細胞診検体でのFISH法の適用は、ガイドラインに沿った補助検査に利用できる。現在、実臨床での適用を検討している段階であり、今後、さらに事例を蓄積し、報告する予定である。

自由記述の分野

細胞診断学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究を始めた当初は唾液腺癌という枠で画一された治療がなされていた。最近になって病理学的な組織型や標的となる分子変化による治療の変更が行われるようになった。術前の穿刺吸引細胞診の判定基準はミラノシステムという悪性のリスクを加味した判定様式に変更になった。時代とともに細胞診検体に対する免疫組織化学やFISH法の必要性が増してきている。我々は画一化した方法により形態情報に併せた細胞診の診断精度を向上させることが可能になると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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