1)胚中心B細胞の中からプラズマ細胞の前駆細胞を同定した。この細胞の誘導にはT細胞からのCD40L-CD40を介した強いシグナルと持続的な接着が必要であった。また胚中心B細胞のfate mapping実験を行い、プラズマ細胞は免疫初期・後期の胚中心から継続的に産生されることが明らかとなった。 2)Tet2, Tet3欠損B細胞はプラズマ細胞分化に障害があること、転写因子IRF4を高発現できないことを明らかにした。IRF4遺伝子座にプラズマ細胞特異的かつTet2/3依存性に脱メチル化される領域を見出した。この領域のDNA脱メチル化がIRF4の高発現とプラズマ細胞分化に必要であることが考えられた。
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