研究課題/領域番号 |
17K08907
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
有馬 牧子 昭和大学, 医学部, 講師 (30714943)
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研究分担者 |
平澤 恵理 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50245718)
泉 美貴 昭和大学, 医学部, 教授 (30228655)
野原 理子 東京家政大学, 家政学部, 准教授 (30266811)
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研究期間 (年度) |
2017-02-23 – 2022-03-31
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キーワード | ダイバーシティ / 男女共同参画 / キャリア形成 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、医療現場の男女共同参画意識を推進し、大学医学部の卒前キャリア教育において男女共同参画の推進やキャリアデザイン立案能力の育成に関する教育プログラムを開発することである。当該年度の研究計画は、医学部を有する全国の大学にキャリア教育の実施状況のアンケート調査を実施し、効果的な当該講義の実施方法及び評価方法についても調査を進めることとしていた。 本年度はCOVID-19の発生による影響を大きく受け、他大学へのカリキュラムに関する問い合わせやアンケート調査の依頼を行うことが難しく、各担当者との連絡が適切に運ばない状況であった。そのため当該年度はCOVID-19の先行きが見え次第、アンケート調査が実施できるようGoogle form等で準備を進めたが、年度末まで実施できる状況ではなく、アンケート調査は次年度に実施することとした。 モデル講義を実施する計画については、対面での講義は実施できず、代案としてオンラインの講義を2校の医学系大学で実施し、参加学生に講義前後での評価を行った。当初、対面講義からオンラインへと講義の手法・内容を変更することに当初の計画より多くの時間・労力を要した。そのため当該年度においては、オンラインによる効果的な講義手法、及び男女共同参画授業、及びキャリア講義内容の実施状況に関する情報収集を行った。他学での効果的なキャリア講義の内容や評価方法等について国内・海外の事例等を検討し、次年度に向けた実施体制を構築した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の当該年度の研究計画は、医学部を有する全国の大学にキャリア教育の実施状況のアンケート調査を実施することであったが、COVID-19の影響により他大学への問い合わせや調査を進めて回答を得ることが困難であり、カリキュラム担当者との連絡がスムーズに運ばない状況であった。モデル講義の実施も行う計画も立てていたが、対面での実習はできず、対面講義からオンライン講義へと講義の手法・内容を変更することに当初の計画より多くの時間・労力を要したこともあり、当初の計画より遅れている状況である。 また、当該年度には研究代表者が東京医科歯科大学から昭和大学に異動したため、新しい環境・システム下での業務体制に慣れるのに時間を要したことも進捗状況が遅れている原因の一つである。
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今後の研究の推進方策 |
当該年度に実施する予定であったアンケート調査の実施を行い、調査結果の分析を進める予定である。またCOVID-19の収束が見えにくいため、対面だけではなくオンラインによる効果的な講義内容、カリキュラムの設定、評価方法について検討を行い、教育プログラム策定の基盤を構築する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度はCOVID-19の影響により他大学へのアンケート調査を実施せず、また対面でのモデル講義も実施できなかった。そのため旅費やアンケート委託業者への委託費(謝金)への執行が少ない。一方で他校の講義内容についてネット上や文献調査を行ったため、その委託費(謝金)としてデータ入力に伴う人件費等において執行が多い状況であった。 次年度においてはアンケート調査を実施し、使用額を執行する計画である。
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