研究課題/領域番号 |
17K08913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2018-2019) 三重大学 (2017) |
研究代表者 |
竹村 洋典 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (00335142)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 医療行動学 / 医療面接 / 非言語コミュニケーション / 患者満足度 / 抑うつ / 不安 / 人工知能 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、表情や音声などの非言語コミュニケーションと患者の抑うつ状態、不安度、診察に対する満足度との関連を見ることである。そして患者の診療の満足度を高める医師の非言語的な因子を明らかにすることである。 のべ500人の初診・再診患者の医療面接動画を用い、コンピュータを用いて表情分析や音声分析を実施した。そして診察後に抑うつ度、不安度、患者満足度のアンケート調査を実施した。これにより、笑顔を見せている回数、視線、医師を見ている時間、また、口角の動きの激しさと不安や悲しみの強さに関連があった。一方、激しい手の動きなどと不安/悲しみと関連があることが分かった。
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自由記述の分野 |
医歯薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非言語的に画像や音声のみで抑うつ、不安、満足などの感情をある程度推測できることがわかり、重要であると考える。診療の際の患者の精神状態のみならず、小中学生の自殺の予防など、様々な分野で応用できると考えられ、意義が非常に大きいと考えられる。今後はさらに多くの表情の特徴量、音声の特徴量を明らかにし、また顔色などその他の特徴量を使用して解析し、より精度が高く感情を明らかにできるエンジンを開発する予定である。
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