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2021 年度 実施状況報告書

医薬品・医療機器の費用対効果評価におけるNDBの活用可能性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 17K08931
研究機関神奈川県立保健福祉大学

研究代表者

渡邊 亮  神奈川県立保健福祉大学, ヘルスイノベーション研究科, 准教授 (90756173)

研究分担者 小宮 貴子  東京医科大学, 医学部, 講師 (00385105)
佐藤 大介  国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (10646996)
松村 一  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (80256263)
菊池 宏幸  東京医科大学, 医学部, 講師 (90783142)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード爪白癬 / NDB
研究実績の概要

本研究は、医薬品・医療機器の費用対効果評価におけるNDB(ナショナル・データベース)の活用可能性の検証と課題の抽出、NDB以外のデータの必要性の検討を行うことを目的として実施しており、そのために、白癬菌抗原キットについて、NDBデータを用いて費用対効果評価を行う。公衆衛生上の課題である公的医療保険財政の悪化を抑制し、限られた資源配分を行う手法として注目されている費用対効果評価を実施すること、またその分析にNDBという悉皆性の高い二次データを用いて実施する方法論を構築する点で独創的である。

本研究の遂行に当たり、上記の通り爪白癬症例数や同疾患の治療にかかる費用などについてはNDBデータを用いて分析を行うこととしている。NDBデータの厚生労働省からのデータの受領・分析が研究者の移動や新形コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響により遅延していたが、分析用サーバへのNDBデータ(レセプト共通レコード・傷病名レコード・診療行為レコード・医薬品レコード)の格納等が完了し、本年度はデータ分析を開始し、各レコードを突合して、爪白癬症例数や、その治療法別医療費等について集計を行った。2021年度末には、これらの集計結果についての取りまとめを行っているところである。ただし、COVID-19に関連する業務負担の増加により、年度当初想定されていたエフォートを割くことができておらず、結果取り纏は2022年度前半に完了させ、その後集計結果を踏まえた考察及び論文投稿等を実施する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2017~2018年度に代表研究者が機関移動したことに伴うNDBデータ受領の遅延に加えて、COVID-19の感染拡大による学内入構への制限(2020年度)およびCOVID-19関連の業務負担の増加によるエフォートの減少(2021年度)により、遅延している。

今後の研究の推進方策

COVID-19関連の業務負荷等が緩和されており、2022年度は比較的通常に近い状態で研究遂行が可能であると考えられることから、解析結果の取り纏めを年度前半に終了させ、論文投稿の準備を行う。

次年度使用額が生じた理由

2021年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、学会発表等に関する旅費等の執行ができなかった。また、COVID-19関連業務の増大により、本研究に対するエフォートの削減が必要となったため、論文投稿およびその準備に必要な経費の執行ができなかった。2022年度は、旅行を伴う学会参加も可能となりつつあること、結果取り纏めの見込みが立ち、成果の報告の段階にあることから、当該予算を使用する見込みである。

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公開日: 2022-12-28  

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