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2017 年度 実施状況報告書

ゲノム薬理学的解析とプロテオーム解析を用いた薬剤性中枢神経障害の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K08946
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

柳町 昌克  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (00608911)

研究分担者 高木 正稔  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (10406267)
相田 典子  地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 部長 (20586292)
竹内 正宣  横浜市立大学, 附属病院, 指導診療医 (60515477)
後藤 裕明  地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 部長 (90347295)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード薬剤性中枢神経障害 / プロテオーム / ゲノム薬理
研究実績の概要

髄液のプロテオーム解析のための条件設定を実際の保存検体の一部を用いて行った。概ね良好な条件設定を行うことができた。本条件下での測定では、CyStatinなど炎症のマーカーとして報告のある蛋白が大量メソトレキセート療法の前後で上昇しており、予想どおりの結果である。今後多数例の髄液検体で網羅的プロテオーム解析を行い、統計学的処理により髄液における薬剤性中枢神経障害の原因もしくはバイオマーカーとなりうる蛋白質の抽出を行う。
前任施設で施行していたSNPs解析系を本学でも立ち上げ、検体の集積とターゲットの遺伝子が判明すれば、多数検体で解析可能な状態にする予定である。
症例のリクルートに関しては、協力施設である東京医科歯科大学附属病院、横浜市立大学附属病院、神奈川県立こども医療センターで倫理委員会の承認が終わり、随時症例の蓄積を継続している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

症例のリクルートに関しては、協力3施設で継続しているが、画像上、白質脳症などの中枢神経障害を示唆する所見を示している症例がまだエントリーできておらず、ある程度の症例数の蓄積をまってからのプロテオーム解析を予定していたため、まだ多数例での検討を施行できていないので、髄液中の中枢神経障害関連蛋白の同定に至っていない。

今後の研究の推進方策

現在の検体数でも予備解析を行うことは可能であるので、引き続き検討を続ける。
症例(検体数)の確保のために、他の施設にも協力を要請することを検討する。

次年度使用額が生じた理由

初年度は当初検体の集積が停滞していたが、初年度後半から検体数の確保が進み、初年度に解析予定であった検体を次年度に解析する予定であり、物品費の増加を予定している。

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公開日: 2018-12-17  

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