研究課題/領域番号 |
17K08968
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 昭和大学 (2019) 久留米大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
山岸 昌一 昭和大学, 医学部, 教授 (40281026)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | DNAアプタマー / グリセルアルデヒド由来ピリジニウム / 終末糖化産物 |
研究成果の概要 |
終末糖化産物は老化蛋白の一つで、老年病の発症と進展に関わることが明らかとなりつつある。本研究では、グリセルアルデヒド由来ピリジニウムおよびフルクトースより形成される終末糖化産物が、血管の内皮細胞や腎臓尿細管の上皮細胞において酸化ストレスを介して炎症反応を引き起こすことを明らかにし、その作用は研究代表者が開発したDNAアプタマーを投与することで阻害できることを実証した。
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自由記述の分野 |
アンチエイジング
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人口が高齢化しつつある我が国において、老年病への対策は重要な問題となっている。DNAアプタマーは、抗体医薬品に比ベて安価で、大量に調整もできることから、次世代のバイオ医薬品として注目を集めている。本研究によって、グリセルアルデヒド由来ピリジニウムやAGEsと結合してその機能を阻害するDNAアプタマーの有用性が示され、包括的に老年病を制御する治療法の開発につながると予想される。
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