研究成果の概要 |
緑膿菌臨床分離株で、薬剤耐性緑膿菌の排出ポンプのmexB, mexF, mexYのうちいずれか(1~3個)の発現が標準株よりも1.5倍以上亢進していた。細菌の揮発成分の分析では、緑膿菌には有機酸の一部に特徴的揮発化学物質のピークが得られた。抗菌活性物質(抗体)の作製は緑膿菌で殺菌作用のあるポリクローナル抗体を作製した。感受性株、多剤耐性株いずれにも容量依存性のある殺菌作用のあるポリクローナル抗体を作製することができた。次にモノクローナル抗体の候補を20個選択し、1つ1つの性能を確認した。II度熱傷マウスを均一に作製し、抗菌物質の効果判定に備えた。
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