研究成果の概要 |
子宮頸部腺系病変[分葉状内頸腺過(LEGH)、上皮内癌、浸潤癌]は免疫組織化学的に胃型、腸型、胃腸混合型、ミュラー管型とその他に分類された。LEGHは全例胃型、上皮内癌と浸潤癌における各型の頻度(%)はそれぞれ、5.6/22.7、27.8/13.6、8.3/10.6、50/34.8、8.3/18.2であった。頸管分泌液のTFF‐ELISAによるLEGH診断の感度特異度はTFF1/TTF3比; 93.8%86.2%, TFF2/TFF3比; 78.1%78.1%であった。TFF2は胃型に、TFF1は胃型以外にも発現しているため、TFF1/TTF3比は子宮頸部腺系病変全般の診断へ応用が期待される。
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