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2019 年度 研究成果報告書

子宮頸管分泌液中のTFF検出による子宮頸部腺系病変の早期発見に関する検査法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09010
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 病態検査学
研究機関信州大学

研究代表者

太田 浩良  信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (50273107)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード子宮頸部腺癌 / トレフォイルファクター / 分葉状頸管腺過形成 / LEGH / TFF
研究成果の概要

子宮頸部腺系病変[分葉状内頸腺過(LEGH)、上皮内癌、浸潤癌]は免疫組織化学的に胃型、腸型、胃腸混合型、ミュラー管型とその他に分類された。LEGHは全例胃型、上皮内癌と浸潤癌における各型の頻度(%)はそれぞれ、5.6/22.7、27.8/13.6、8.3/10.6、50/34.8、8.3/18.2であった。頸管分泌液のTFF‐ELISAによるLEGH診断の感度特異度はTFF1/TTF3比; 93.8%86.2%, TFF2/TFF3比; 78.1%78.1%であった。TFF2は胃型に、TFF1は胃型以外にも発現しているため、TFF1/TTF3比は子宮頸部腺系病変全般の診断へ応用が期待される。

自由記述の分野

診断病理

研究成果の学術的意義や社会的意義

子宮頸部腺系病変[分葉状内頸腺過(LEGH)、上皮内癌(AIS)、浸潤癌(ECA)]は免疫組織化学的解析による構成細胞の細胞系列により胃型、腸型、胃腸混合型、ミュラー管型とその他に分類することができた。今後、子宮頸部腺系病変の診断および腫瘍発機序の研究は細胞系列に基づいた解析が可能と考える。子宮頸部腺系病変においてTFF2は胃型病変に特異的に発現しているの対してTFF1は胃型以外にも発現がみられるため、頸管分泌物のTFF‐ELISAによるTFF2/TFF3比は子宮頸部胃型病変の、一方、TFF1/TTF3比は子宮頸部腺系病変全般のスクリーニング検査への応用が期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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