研究課題/領域番号 |
17K09036
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
山本 達郎 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (20200818)
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研究分担者 |
生田 義浩 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (90264308)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 下行性疼痛抑制系 / アセトアミノフェン |
研究実績の概要 |
脳内で鎮痛と関連することが知られている部位、特に下行性抑制系を構成する核であるperiaqueductal grey (PAG)、locus coeruleus (LC)、rostroventromedial medulla (RVM)に選択的に投与するためのカニュラの挿入を確立することができた。この部位に、鎮痛効果が報告されている薬物(オピオイドなど)を投与し、ホルマリンテストを用いて鎮痛効果を確認した。またホルマリンテスト後に、カニュラの先端を解剖学的に検討した。このことにより、薬物を投与する準備状況が確立した。今後は、AM404をPAG、LC、RVMに投与し、その効果を検討するとともに、マイクダイアリシス法による神経伝達物質の放出を確認していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究の方法を確立するのに時間がかかった。ただ、これから1年をかけてデータをとることは十分に可能であり、期間内に研究を修了することは可能である。
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今後の研究の推進方策 |
最初の予定通り、研究を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は実験の準備段階で終了してしまいました。次年度から実際のデータをとることになるので、そのための研究費を次年度に繰り越した。
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