研究課題/領域番号 |
17K09064
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大谷 侑輝 大阪大学, 医学系研究科, 招へい研究員 (70462215)
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研究分担者 |
瀬尾 雄二 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (00302000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 放射線科学 / 放射線治療学 / 乳房温存術 / 乳癌 / 整容性 / 3Dスキャナ |
研究実績の概要 |
本申請課題では,非接触型の3Dスキャナを用いて,乳房の整容性を定量的に判定するシステム構築を目標としている.近年,乳癌に対して新しい放射線治療方法(加速乳房部分照射法や乳房再建後照射法など)が多く考案されている.各照射法の治療成績は,局所制御率,副作用発生率,整容性で評価される.整容性は乳房の美しさを意味し,女性にとって整容性が良いか否かは,治療法を選択する上で重要な情報になっている. 今年度の実績としては,主にデータベースを構築し,プロトコルで定めた患者情報を登録した.また,症例集積期間中であるが,現在までに登録されたデータを用いて,中間解析を行った.その解析結果より得られた知見を,研究代表者が携わっていたAccelerated Partial Breast Irradiationの臨床試験結果(土器屋班/小口班/伊丹班:UMIN000001677)と組み合わせ,2018年9月にインドネシアで開催されたFederation of Asian Organization for Radiation Oncologyにて発表し,Travel Grant Awardを受賞した. 今年度は,研究で使用している3Dスキャナが故障し,数ヶ月に渡り症例登録が滞った.また,再発や転居などによって研究参加が中止になる症例もあった.そのため,当初の予定よりも症例集積期間を延長することにした.現在は,3Dスキャナの修理も完了しており,近日中に症例登録は完了する見込みである.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究で使用している機器が故障し,数ヵ月間使用できなかったため.
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今後の研究の推進方策 |
症例集積は,近日中に完了する見込みである.次年度が最終年度であるため,3Dデータの最終解析を実施する予定である.
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次年度使用額が生じた理由 |
旅費を節約したため,次年度使用額が生じた.次年度が最終年度となるため,研究成果発表に使用する予定である.
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