研究課題/領域番号 |
17K09123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 統計数理研究所 |
研究代表者 |
岡 檀 統計数理研究所, 医療健康データ科学研究センター, 特任准教授 (10649247)
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研究分担者 |
大森 哲郎 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (00221135)
山内 慶太 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (60255552)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 自殺予防 / 子ども / 社会スキル / 成育環境 / コホートスタディ |
研究成果の概要 |
自殺希少地域および多発地域において、コホートスタディ「未来を生き抜く力、見つけたい;子どもの心の健康と生きる力、成育環境に関する調査」を実施した。研究助成期間中にコホートスタディの対象となったのは、二つの自治体に在住する小学生全員515名(回収率99.2%)、中学生全員121名(同94.2%)、保護者754名(同81.8%)であり、個々人に対し隔年で追跡調査を行った。初年度は横断分析、次年度以降は縦断分析を行った。小学校から中学へ進学する過程で「中1ギャップ」になりやすい子どもの特性を抽出した。子どもの心の健康には、周囲の大人の価値観やふるまいが関係している可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
健康社会学、環境疫学、コミュニティ心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
少子化の影響があり地方の町村で子どものデータを蓄積するには年数を要するが、標本調査ではな く、二つの自治体に在住する小学生・中学生の全数調査であることの価値は高い。子どもが心の健康を保つために重要な要素のひとつとして、思考の柔軟性が関係していることが明らかとなったことから、教育現場や家庭でも短時間で行える簡易な「やわらかな思考」トレーニングの案を作り、検討しているところである。
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