研究課題/領域番号 |
17K09130
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
白澤 貴子 昭和大学, 医学部, 講師 (80365759)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 隠れ腹部肥満 / 健康診断 / BMI / 腹囲身長比 / 生活習慣 |
研究実績の概要 |
本研究課題は、職域における大規模な健康診断データベース(一般財団法人全日本労働福祉協会から提供された大規模健康診断データ:平成25年度健康診断総受診者数約90万人)を活用して、日本の成人における「普通体重腹部肥満(隠れ腹部肥満)」の実績を明らかにし、隠れ腹部肥満と生活習慣との関連について性別・年代別に検証することを目的としている。 これまで、我が国では職域における健康関連ビックデータ(健康診断)を活用して、集団における疾病予防や健康増進に寄与する知見を引き出す取り組みは十分に行われてこなかった。既存のデータを解析して知見を得る探索的研究は、新たにデータを収集する研究に比べて、対象者への負担が少なく費用も小さいため、有意義な取り組みである。また、成人における「隠れ腹部肥満」に注目した研究は、日本ではほとんどない。 平成30年度は、先行研究により、健診データの身長・体重より算出されたBMIを用いて肥満の判定、また腹囲身長比より腹部肥満の判定を行い、その組み合わせによって「普通体重腹部肥満(隠れ腹部肥満)normal weight central obesity」を定義した。平成29年度の学会発表した「普通体重腹部肥満の実態及び疾病との関連について」の英語論文を作成し、論文投稿した(現在審査中)。また、「普通体重腹部肥満と高尿酸血症との関連について生活習慣(飲酒習慣)による影響について」検討し、本年度学会発表を行った。現在、英語論文を作成中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成29年度(第76回日本公衆衛生学会総会にて)学会発表した「肥満・腹部肥満の組合せと高血圧、脂質異常症、糖尿病との関連(ZRF study 第9報)」について英語論文を作成し、国際誌に投稿した(現在審査中)。また、今年度は第77回日本公衆衛生学会総会にて「飲酒習慣別、肥満・腹部肥満の組合せと高尿酸血症の関連(ZRF study 第14報)」を学会発表し現在、英語論文を作成中である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度(第77回日本公衆衛生学会総会にて)学会発表した「飲酒習慣別、肥満・腹部肥満の組合せと高尿酸血症の関連(ZRF study 第14報)」について、英語論文を作成し、国際誌に投稿する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
学会発表において旅費、参加費の支出が予定より少なかった。 次年度は、投稿中の論文掲載料、及び、さらに現在作成中の論文投稿のために英文校正料及び掲載料に使用する予定である。
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