研究課題
本研究課題は、職域における大規模な健康診断データベース(一般財団法人全日本労働福祉協会から提供された大規模健康診断データ:平成25年度健康診断総受診者数約90万人)を活用して、日本の成人における「普通体重腹部肥満(隠れ腹部肥満)」の実績を明らかにし、隠れ腹部肥満と生活習慣との関連について性別・年代別に検証することを目的としている。令和元年度は、先行研究により、健診データの身長・体重より算出されたBMIを用いて肥満の判定、また腹囲身長比より腹部肥満の判定を行い、その組み合わせによって「普通体重腹部肥満(隠れ腹部肥満)normal weight central obesity」を定義した。平成29年度(第76回日本公衆衛生学会総会)学会発表した「肥満・腹部肥満の組合せと高血圧、脂質異常症、糖尿病との関連(ZRF study 第9報)(Associations between normal weight central obesity and cardiovascular disease risk factors in Japanese middle-aged adults: a cross-sectional study)」の英語論文が国際誌(J Health Popul Nutr)掲載された。また、平成30年度(第77回日本公衆衛生学会総会)学会発表した「飲酒習慣別、肥満・腹部肥満の組合せと高尿酸血症の関連(ZRF study 第14報)(Cross-sectional study of associations between normal body weight with central obesity and hyperuricemia in Japan)」の英語論文も国際誌(BMC Endocr Disord)にを掲載された。今年度(第78回日本公衆衛生学会総会にて)学会発表した「中高年女性における夜遅い食事及び夜食と肥満・腹部肥満との関連(ZRF study 第18報)」については、現在英語論文を作成中であり、国際誌に投稿する予定である。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)
BMC Endocrine Disorders
巻: 20 ページ: 2
doi: 10.1186/s12902-019-0481-1
Journal of Health, Population and Nutrition
巻: 38 ページ: 46
doi: 10.1186/s41043-019-0201-5