2013~2018年に品川区乳癌検診を受けた40歳以上の延受診者は53439名である。MMGおよびUS併用型検診の有効性と、乳房濃度別に行う乳癌検診を今後提示できるかについて検討した。乳房濃度が判明している乳癌277例のうち、MMGで異常を認めずUSのみで乳癌が判明した症例は54/277(19.5%)であり、このうち高濃度乳房の割合は75%を占めた。非高濃度乳房が120例中15例(12.5%)であり、上記の19.5%よりも低かったマンモグラフィ検査で得られた乳房濃度を活用し、高濃度乳房であれば併用型を、非高濃度であればMMGを選択する新しい乳癌検診の方法を考える上で適した結果と考えられた
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