研究課題/領域番号 |
17K09194
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
井上 顕 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (40469036)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 自殺 / 若年 / 有効対策 / 協同 / 総合的側面 / 健康 / 指標 / 社会 |
研究実績の概要 |
本研究課題に関して申請および採択時は平成29年度(2017年度)から令和元年度(平成31年度:2019年度)の計画であった。研究を行っていた過程で遂行の遅れが出てしまい、まずは令和2年度(2020年度)までの延長に関して了承を賜れた。その後、新型コロナウイルス感染症の発生・拡大および継続的推移等の影響もあり、更に本研究の進行が遅れ令和3年度までの延長、先述状況下にて一層進行が遅滞に至り令和4年度までの延長を了承いただき感謝している。(1)自殺既遂者の詳細な実態調査、(2)自殺未遂者の調査、(3)絶望感・精神的健康度に関連のある生物学的指標の検証、(4)各都道府県・市町村別の自殺動向と対策活動状況の調査、(5)海外調査、その上で(1)から(5)を検討し、(6)有効な自殺対策の示唆を提言するという内容の本課題である。 今年度も新型コロナウイルス感染症の継続的な発生状況に関する影響で(1)から(4)の研究実施のペースが上がらなかった。既に対応済の(5)を加えて(6)に至れるよう、(1)から(4)の実施に力を注ぐ考えである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
前年度となる令和2年度は「遅れている」、令和3年度も「遅れている」が続くこととなった。(1)自殺既遂者の詳細な実態調査、(2)自殺未遂者の調査、(3)絶望感・精神的健康度に関連のある生物学的指標の検証、(4)各都道府県・市町村別の自殺動向と対策活動状況の調査、に関する実施状況が殊に遅れており、(5)海外調査での結果を加味の上での(6)有効な自殺対策の示唆に進んでいないという状況である。したがって、度々で恐縮であったが、令和4年度までの1年間再延長の申請願を出し、ご了承いただけた。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題の現進行状況は、(1)自殺既遂者の詳細な実態調査、(2)自殺未遂者の調査、(3)絶望感・精神的健康度に関連のある生物学的指標の検証、(4)各都道府県・市町村別の自殺動向と対策活動状況の調査、においてやはり実施進行を加速していかねばならないと強く思っている。まとまっている(5)海外調査での成果を含め、(1)から(5)に基づき、(6)有効な自殺対策の示唆としたいという方策である。このたびも1年の延長をご了承賜り、令和4年度までの実施をお認めいただけ深謝している。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の拡大・継続的な推移等の影響で、本研究課題に関する進行の更なる遅れに至ったと考えている。更に本研究の進行が遅れ、結局、令和4年度まで延長了承をいただいた。研究遂行を加速できるよう全力を尽くす。
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