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2018 年度 実施状況報告書

抗癌剤治療前の客観的高齢者評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K09225
研究機関群馬大学

研究代表者

滝沢 牧子  群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70613090)

研究分担者 塚本 憲史  群馬大学, 医学部附属病院, 准教授 (10292583)
小磯 博美  群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (00516403)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード高齢者機能評価 / 抗癌剤治療
研究実績の概要

高齢者に安全で質の高い医療を提供するためには,単純に年齢で区別するのではなく高齢者の健康状態を多面的に捉え,治療を選択する必要がある。本研究では抗癌剤治療によりメリットを受ける患者とそうでない患者を層別化するための新評価法の開発を目的とする。
現在患者の組み入れを実施しており、協力施設と合わせて30症例以上の症例を登録している。
本研究では治療前の期待度,治療後の患者満足度・納得度調査を合わせて行い,治療後の健康状態との関連を解析する。
具体的にはCGAと筋肉量をはじめとする客観的指標と治療に対する期待度を治療前に評価し、治療後、合併症の出現、重症度、治療中止割合、ADL低下の有無との 関連を明らかにし、簡便で客観的な指標の開発を目指す。また、これら指標と治療の満足度・納得度との関連を解析する。
CT画像を用いた筋肉量の測定については、後方視的に80症例以上の症例で実施し、円滑に測定が可能となっている。また、血清保存も進めており、腎臓で排泄されない血清タンパクを測定することで、簡便に筋肉量を測定することが可能か、検討する予定で、測定系の準備を進めている。また、他施設の登録症例の情報収集を進めており、一部の症例では、治療後6か月後のADL評価を実施できている。今後、さらに調査を進め、データの取りまとめを実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

重症で同意を取得することができない患者や外来での治療を開始する高齢者の比率が当初の予定よりも多く、期待よりは症例登録が遅くなっている。

今後の研究の推進方策

情報収集と診療科のスタッフの協力を得て、可能な限り多くの症例に登録依頼をしていく。

次年度使用額が生じた理由

研究進捗の遅れにより分析に必要なコスト等の消費が進まなかった。次年度の分析時に使用する

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公開日: 2019-12-27  

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