本研究では、医療費抑制の観点から今後に向けた最適な医療資源の配置を明らかにすることを目的として、経時的な人口動態の変化および交通事情等の社会的条件を考慮した患者受療動向モデルの構築と評価を行った。 北海道の将来における患者受療行動予測分析、包絡分析法を用いた都道府県ごとの放射線医療資源分布の効率性分析、将来推計人口に基づく医療資源分布の効率性分析を行い、特に患者のアクセシビリティの観点から人口動態が大きく変化するなかでの医療資源の適正な配置、並びに医療資源の配置の妥当性について検証することができた。
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