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2019 年度 研究成果報告書

レセプトデータを用いた高齢者に注意が必要な処方薬に関する薬剤疫学研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09251
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 病院・医療管理学
研究機関大阪医科大学

研究代表者

新田 明美  大阪医科大学, 医学部, 助教 (00737744)

研究分担者 森脇 睦子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (40437570)
今井 志乃ぶ  東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (50608750)
草間 真紀子  東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 講師 (80313146)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード高齢者 / 薬剤疫学 / PIMs / レセプトデータ
研究成果の概要

本研究では高齢者に慎重に投与することが望ましい薬剤(PIMs)であるベンゾジアゼピン系薬剤(BZD)と骨折の関連を、75歳以上の高齢入院患者152,340名で検討した。多変量解析を行った結果【オッズ比(OR)=1.30(95%CI:1.10-1.52)】さらにBZD群を作用時間毎に分けて多変量解析をすると、長期作用型BZDを除いて、BZDの作用時間の長さに伴い、骨折発症リスクは上昇した。短時間作用型 OR=1.23(1.00-1.49) 中時間作用型 OR=1.45 (1.04-2.04)、長時間作用型 OR=1.29(1.00-1.71)であった。

自由記述の分野

薬剤疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、PIMsで最も処方が多いベンゾジアゼピン系薬剤(BZD)に着目し、骨折リスクの関連を大規模データを用いて実施した。高齢者にとって安全かつ無駄のない薬物療法を実施することが可能である。本研究から得られる結果は、高齢者の医療費適正化並びに持続可能な高齢者医療制度を維持していく上で非常に重要な知見となり得る。

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公開日: 2021-02-19  

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