研究実績の概要 |
本研究は医療並びに医師に対するマクロな社会的“信頼”とパーソナルなレベルでのミクロの“信頼”について,統計解析及び社会心理・哲学的見識から信頼のメカニズムを分析し,概念構造の可視化を試み,信頼醸成のための方策を検討することを目的としたものである. 初年度は刊行物など過去の資料から,医師への信頼を構成する要件を検証した.翌年から,社会調査及び医師並びに患者とその家族へのヒアリング調査に取り掛かる準備として,関係者への聞取りを予備調査として行い,質問項目の精査した.本調査に取り掛かる計画であったが,対面での聞取り等が困難になったため,計画を再考し,アンケート調査に研究方法を切替え,質問紙表の作成に取り掛かかり,予備調査を実施したが充分な回答を得ることができなかった.このため,webによる無記名自記入式調査に変更し,現在進めているところである.
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