研究実績の概要 |
様々な年齢の司法解剖体でバイオマーカーの値や,臓器重量,皮膚撮影画像,骨密度の解析を行った.それらの数値や解析結果が年齢と相関しているのかどうかを調べた.これらの計測値の中で,①T3,T4と甲状腺の重量(Miyamori D, Ikegaya H, et al. Rom J Leg Med. 26:12-15, 2018),②骨密度(Ichioka H, Ikegaya H, et al. Diagnostics. 10(7)499, 2020),③皮膚画像解析結果(Tsuboi H, Ikegaya H, et al. Skin Res Technol. 25:532-537, 2019),④ヒトの肝臓のポリアミン代謝酵素活性(Uemura T, Ikegaya H, et al. Heliyon. 6(9):2020, e05031.),⑤ヒトの前立腺の重量や前立腺特異抗原(Tsuboi H, Ikegaya H, et al. SAGE Open Med. 8:1-7, 2020. Suzuki M,Ikegaya, et al. Int J Urol. 26:936-937, 2019. Ikegaya H, et al. Basic Clin Androl. 31(1):3, 2021. Takeshima Y,Ikegaya H, et al. IJPPP. 13:36-42,2021.)などが年齢と相関していることが分かった.特にラマン分光による皮膚の解析では非常に高い相関を認めた(Miyamori D, Ikegaya H, et al. Sci Rep. 15;11(1):5949,2021). ゲノムプロファイリング法によるエピゲノム解析では,年齢と非常に高い相関を認めた.歯牙の喪失歯数等の口腔内所見が年齢と有意に相関することも分かり,論文投稿中である.
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