研究課題/領域番号 |
17K09292
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
河村 治清 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (70527902)
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研究分担者 |
竹本 稔 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (60447307)
前澤 善朗 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (80436443)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 早老症 / サルコペニア / iPS細胞 |
研究成果の概要 |
Werner症候群(以下、WS)は、30歳台以降に白髪、脱毛、白内障や皮膚萎縮、糖尿病や動脈硬化などの老化徴候を早発し、心筋梗塞や癌を好発する遺伝性早老症である。WS患者は高頻度に強いサルコペニアを呈するため、本研究では、WS患者におけるサルコペニアのメカニズム解明を行った。WS患者から直接採取した脂肪組織の間葉系幹細胞、ならびに、WS疾患特異的iPS細胞を樹立し、間葉系幹細胞に分化誘導を試みた。すると、WS由来間葉系幹細胞や、WS-iPSC由来間葉系幹細胞や脂肪分化細胞が早期老化徴候を呈することがわかった。加えて、筋肉細胞への分化を今後予定している。
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自由記述の分野 |
老化、糖尿病
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアは高齢者において転倒骨折、寝たきりやQOL低下の強いリスクである。本研究はヒト早老症の解析からヒトのサルコペニアの病態解明や治療開発に役立つ知見を得たいと考えており、サルコペニアの新たな治療戦略や治療薬開発への基盤となることが期待される。
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