研究課題/領域番号 |
17K09357
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
城 卓志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 名誉教授 (30231369)
|
研究分担者 |
東山 繁樹 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (60202272)
久保田 英嗣 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (30405188)
日吉 裕美 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (10406530) [辞退]
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | Cullin-3 / 胃がん / BTB蛋白 |
研究実績の概要 |
これまでの検証により、PD-L1の発現、細胞内局在の制御には、CUL3ユビキチンリガーゼが関与していること、また、CUL3ユビキチンリガーゼの基質を決定するアダプター蛋白群のBTBPのいくつかが、その候補として同定されたが、その詳細なメカニズムについては明らかではなかった。本年は、CUL3ユビキチンリガーゼによるPD-L1の発現調節,細胞内局在制御メカニズについて検証を行った。CUL3ユビキチンリガーゼによるPD-L1の発現をコントロールについては、PD-L1の転写因子、PD-L1のプロモーター領域のメチル化反応などを検証したが、そのメカニズムについては同定に至らなかった。また、PD-L1の細胞内局在制御のメカニズムについても、明らかにすることはできなかったが、これまでにPD-L1はBTBPの一つであるANKFY1と結合し、細胞内蛋白輸送をコントロールしていることを見出しており、今後は、このシステムのPD-L1の細胞内局在への関与を検証する。
|