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2019 年度 実績報告書

ビタミンAを介した腸管マクロファージ・オートファジー調節機序

研究課題

研究課題/領域番号 17K09366
研究機関弘前大学

研究代表者

平賀 寛人  弘前大学, 医学研究科, 助教 (80637546)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードビタミンA / マクロファージ / オートファジー
研究実績の概要

(1)抗IL-1b抗体またはエレンタールによるオートファジー機能のreverse効果を確認
①抗IL-1b抗体・エレンタール前投与:抗IL-1b抗体(BioLegend社)を注射用水で溶解する。VAD・VASマウスを対照群と抗体投与群に分け、実験当日から計5日間、対照群には溶媒のみ、抗体投与群には50 mg/0.1 mlを腹腔内投与する。エレンタール前投与に関しては、対照群には通常通りビタミンA欠乏食を継続、前投与群には2週間前からエレンタール粉末を自由摂食させて用いる。②DSS誘発腸炎:生存率・体重曲線でreverse効果を判定する。誘発0・1・2日後に粘膜下組織のタンパクを抽出、NLRP3インフラマソーム・オートファジー関連分子を解析する。③Salmonella typhimurium経口感染、④Listeria monocytogenes経静脈感染⑤GFP-LC3II Tgマウスを用いたreverse効果の解析
→上記施行予定であったが、抗IL-1b抗体でDSS腸炎に対するreverse効果は確認できたが、その他ではreverse効果を確認できず、以降の実験は断念した。

(2)CD患者における血清中ビタミンA濃度の測定(炎症の活動性・エレンタール投与の有無)。前年度に採血した新規発症CD患者から治療介入後の採血を施行し、血清中ビタミンA濃度・IL-1bをBML社に外注・委託して測定、疾患活動性・エレンタール投与量との関連を解析したが、エレンタール投与量との明らかな相関は証明できなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Retinoic acid regulates pyroptosis of macrophages and experimental colitis through non-canonical inflammasome signaling2019

    • 著者名/発表者名
      Hiroto Hiraga
    • 学会等名
      Asian Organization of Crohn's and Colitis 2019
    • 国際学会
  • [学会発表] ビタミンAによる腸内細菌叢制御と腸管感染症防御機構2019

    • 著者名/発表者名
      平賀 寛人
    • 学会等名
      第50回日本消化吸収学会総会

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公開日: 2021-01-27  

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