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2021 年度 研究成果報告書

HBV感染細胞の脂質クオリティ解析から展開する肝疾患治療の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09403
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

上野 紀子  順天堂大学, 大学院医学研究科, 助教 (90546631)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード脂質 / 質量分析 / HBV
研究成果の概要

HBV感染のメカニズムを知るために、キメラマウス由来ヒト化肝細胞を用いたHBV感染細胞の脂質画分の質量分析を試みてきた。非感染細胞では脂肪酸の分泌が増加するが、HBVに感染することにより抑制されることがわかった。次にHBV感染細胞由来の脂質についてノンターゲット分析を行い、HBV感染により変動する新奇脂質の探索を主成分分析により行った。その結果HBV感染により変動するユニークな4ピークを見出した。

自由記述の分野

脂質分析学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではHBV感染により変動する脂質を見つけることで、HBV感染メカニズムや治療につながるものと考える。HBV感染により変動する分泌される脂質の変動やノンターゲット分析を適応することでユニークな脂質4ピークを検出した。
また本研究の過程で派生した、脂質分析における質量分析計のイオンモビリティ値の法則の発見など研究シーズを見出したこと、ジアシルグリセロール測定系の構築など、派生的な研究にも寄与した。これらの結果は、これからのHBV感染のメカニズムの発見や脂質のMSにおける新しい分析技術に貢献することが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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