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2019 年度 研究成果報告書

Metシグナルを介したNASHの抗体医薬療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09411
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関富山大学

研究代表者

高原 照美  富山大学, 医学部, 教授 (60240777)

研究分担者 梨井 康  国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 移植免疫研究室, 室長 (60321890)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードHGF / Met / 抗体医薬 / NASH / 再生医療
研究成果の概要

本研究ではMet作動性特異抗体を用いてNASHの治療を新規に開発することを目的とした。STAMマウスを用いたNASHモデルでMet作動性抗体を投与したところ血糖値、脂肪肝は対照群と有意差はなく、ラ氏島の機能が廃絶されたSTAMマウスは本研究には不適であった。一方dbdbマウスでは血糖値の低下、脂肪肝の改善が見られた。さらに肝硬変の肝切除モデルではMet作動性抗体投与群で著明な線維化・炎症の改善、肝再生の促進を認め、その効果は持続した。Met作動性抗体はHGFが持つ多彩な作用のうちでも、特に抗線維化、抗炎症が強くNASHのみならず幅広い再生医療に有効である。

自由記述の分野

消化器病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

dbdbマウスではMet作動性抗体を投与したところ血糖値、脂肪肝の改善を認めることからMet 作動性抗体はNASH治療に有効と考えられる。一方で肝硬変の肝切除モデルでは抗体投与群で著明な線維化・炎症の改善、肝再生の促進を認め、その効果は長く持続した。Met作動性抗体は抗体医薬としての安定性を示し、HGFが持つ多彩な作用を考えると、NASHのみならず幅広い組織修復・再生療法に有効である。

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公開日: 2021-02-19  

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