研究課題/領域番号 |
17K09416
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
梅村 武司 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (30419345)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | AIH / PBC / HLA / KIR / Autotaxin / sCD14 / IL-8 |
研究成果の概要 |
本研究では自己免疫性肝炎の新たな疾患感受性・疾患抵抗性にそれぞれ関わる遺伝子の解明とNK細胞の受容体であるkiller cell immunoglobulin-like receptors (KIRs)遺伝子とHLA class I遺伝子の組み合わせが病態進展、肝関連死と関連することを明らかにした。原発性胆汁性胆管炎ではオートタキシンと肝線維化が相関すること、高sCD14値と高IL-8値は予後不良と関連することを明らかにした。
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自由記述の分野 |
肝臓病学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して原因不明の難病である自己免疫性肝炎と原発性胆汁性胆管炎の患者検体を用いて幾つかの血中バイオマーカー、ケモカイン、HLAやNK細胞の受容体などの宿主因子が発症、線維化の程度、病態の進展、生命予後に関連するという新たな研究成果を発表することができた。発見した因子を診断時に測定する事で予後を予測することが可能となれば早期から集約的な治療介入を開始することで患者さんの生命予後を延長することが可能となり得る。
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