研究課題
基盤研究(C)
B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス陰性の肝癌患者が増加傾向にあり、これらの患者の多くは糖尿病や生活習慣病を合併していることが明らかとなった。背景肝として、非アルコール性脂肪性肝炎、アルコール性肝炎、肝硬変に分類されない症例が約60%に認められた。一方で、これらの患者の多くは、肝線維化マーカーの指標の一つとされるFib4indexが高値であり、糖尿病、生活習慣病患者における肝発癌高リスク集団のスクリーニングにおいて、有用な指標となることが期待される
肝臓内科
本邦における糖尿病、脂肪肝など生活習慣病を有している患者は、増加傾向にある。近年、これらの生活習慣病を背景とした脂肪性肝疾患のみならず、肝癌の増加が社会問題となっている、これらの生活習慣病患者において肝癌高リスクグループのスクリーニング法は未だ確立されていないが、本研究において、肝線維化マーカーの指標の一つとされるFib4index、有用な指標となることが示唆された。