研究課題/領域番号 |
17K09438
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
吉治 仁志 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (40336855)
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研究分担者 |
鍛治 孝祐 奈良県立医科大学, 医学部, 学内講師 (20623490)
北出 光輝 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (40526795)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 肝硬変 / 肝線維化 / エンドトキシン / 腸内細菌 |
研究成果の概要 |
今回の基盤研究において申請項目においてそれぞれ当初の目標に近い成果を獲得できた。 ヒアルロン酸ミセルを用いたドラッグデリバリーシステムを本研究にて確立することができた。腸内細菌と肝線維化に関する検討課題においても大きな成果を得た。肝硬変症例においては、透過性関連マーカーの変動は内因性エンドトキシンの変動とほぼ並行して推移しており腸管透過性亢進による内因性エンドトキシンの関与について明らかにすることができた。さらに新たなバイオマーカーの探索に関しても新規視点からの大きな成果を得た。本課題において慢性肝疾患患者のVWFやADAMTS13などが様々な診断に有用なバイオマーカーとなる可能性を見いだした。
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自由記述の分野 |
消化器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は未だ治療法が確率されていない慢性肝疾患の終末像である肝硬変にたいして多面的アプローチによる病態の解明、新規治療法への基礎的知見、特に腸肝相関に注目した内因性エンドトキシンの役割について明らかにすると共に各種血清マーカーが肝疾患における様々な病態に有用であることを明らかにしており、慢性肝疾患患者の予後改善に大きく寄与し得る成果を獲得できた。
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