研究課題/領域番号 |
17K09446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 広島大学 (2018-2019) 国立研究開発法人理化学研究所 (2017) |
研究代表者 |
三木 大樹 広島大学, 医系科学研究科(医), 講師 (10584592)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | SNP / 肝癌 / NASH / NAFLD / SVR / HCV |
研究成果の概要 |
現在、増加傾向にある肝炎ウイルス非存在下における肝癌について、関連する遺伝的要因を探索した。C型肝炎ウイルス排除(SVR)後の肝発癌について、報告のあったTLL1遺伝子多型との関連を検討したものの、有意な関連は確認できなかった。一方、非アルコール性脂肪肝(NAFLD)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の発症に関連することが知られているPNPLA3遺伝子多型について解析した結果、発症のみならず、その後の肝発癌に対してさらに強い効果を持って関連することが明らかとなった。また、これまでに報告の無かったFABP1遺伝子多型が同様の効果を持つことが示唆された。
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自由記述の分野 |
肝臓学、ゲノム医科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、肝炎ウイルス非存在下における肝癌が増加傾向であるが、そのリスク因子は十分に解明されていない。より効率的なスクリーニングを行うためにも、リスク因子のさらなる解明が急務である。遺伝的要因について解析を行った本研究の結果、これまでの報告とは異なる結果や、これまでに報告の無かった結果が得られた。これらの結果については、さらなる検証が必要ではあるものの、今後、肝発癌リスクの予測に役立つことが期待できる。
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