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2019 年度 研究成果報告書

胆管癌進展過程に酸化ストレス応答機構が果たす役割の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09452
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関東北大学

研究代表者

濱田 晋  東北大学, 医学系研究科, 助教 (20451560)

研究分担者 正宗 淳  東北大学, 医学系研究科, 教授 (90312579)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード胆管癌
研究成果の概要

Alb-CreマウスとLSL-Kras G12Dマウス、LSL-p53 R172Hマウスの交配により胆管特異的に変異Kras、変異p53を発現するマウス(AKPマウス)を作成した。更にKeap1 flox/floxバックグラウンドを追加することで胆管特異的にKeap1を欠損させ、恒常的にNrf2が活性化するAKP::Keap1マウスを作成して胆管癌を生じる頻度の差を検討した。
Keap1欠損は恒常的なNrf2の活性化を介して胆管発癌を促進することが明らかとなり、Nrf2標的遺伝子の発現増加が確認された。

自由記述の分野

消化器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、酸化ストレス応答機構の活性化は胆管発癌を促進することが明らかになった。ヒト胆管癌組織においてもKeap1欠損とNrf2標的分子の発現増加が併存する一群がみられ、胆管癌発癌過程への寄与が考えられる結果であった。
胆管癌の進展に寄与する分子機構は新たな治療標的となる可能性があり、Nrf2阻害による胆管癌治療の可能性を示唆する結果が得られたものと思われる。

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公開日: 2021-02-19  

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