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2022 年度 研究成果報告書

膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)における発癌予測技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09467
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関大阪公立大学 (2022)
大阪市立大学 (2017-2021)

研究代表者

萩原 淳司  大阪公立大学, 大学院医学研究科, 講師 (40423884)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワードがん / 膵臓 / miRNA / メチル化 / エクソソーム
研究成果の概要

膵癌は難治癌であり早期膵癌や膵発癌する受診者を見つけることが重要である。膵前癌病変である膵管内乳頭粘液腫瘍(IPMN)患者では膵発癌のみではなく他臓器発癌の頻度が高い。IPMN患者は発癌率が高頻度であり癌発見率が低い人間ドック受診者を対象にするよりも、医療経済的にも注目できる。細胞間情報伝達物質であるエクソソーム中のmiRNAは安定な状態で血中に存在するので解析により放出元の細胞の情報が明らかになる上、発癌するIPMN患者を発見するのに有効と考えられた。また、ゲノム網羅的にメチル化解析では、腫瘍性病変で高頻度にメチル化し、正常や非腫瘍性病変では低頻度しかメチル化していない遺伝子がわかった。

自由記述の分野

消化器がん

研究成果の学術的意義や社会的意義

膵癌は予後不良の難治癌である。定期的に人間ドックを受診しているにも関わらず、切除不能な膵癌が見つかることがあり、早期膵癌や膵発癌する受診者を正確に見つけることが重要である。膵臓の前癌病変と言われる膵管内乳頭粘液腫瘍(IPMN)では、膵発癌のみではなく他臓器発癌の頻度が高い。IPMN患者は発癌率が数%/年と高頻度であり、癌発見率(担癌比率)が0.3%と低い人間ドック受診者を対象にするよりも、医療経済的にも注目できる。また、IPMN患者は、決して稀な疾患ではない。血液から癌細胞由来のエクソソームを適切に分離することで超早期癌の診断ができ、発癌するIPMN患者を発見するのに有効と考えられた。

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公開日: 2024-01-30  

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