研究課題/領域番号 |
17K09468
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
岡崎 和一 関西医科大学, 医学部, 教授 (70145126)
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研究分担者 |
内田 一茂 関西医科大学, 医学部, 准教授 (40411516)
西尾 彰功 関西医科大学, 医学部, 准教授 (50362463)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | IgG4関連疾患 / 自己免疫性膵炎 / 自然免疫 |
研究成果の概要 |
わが国より発信された新規疾患概念である1型自己免疫性膵炎(AIP)の病態と発症機序の解明を目的として、病態における自然免疫系の関与を検討した。細胞性因子として、活性化好塩基球、2型自然リンパ球(ILC-2)、M2マクロファージが、またエクソソームの網羅的サイトカインプロファイル検索により自然免疫に関与するサイトカインとしてIL-33の関与が明らかになり、Th2シフトに関与する可能性が明らかにされた。特に、TLR陽性のCD163陽性マクロファージ(M2-Mφ)、TLR陽性好塩基球の有意な増加を認めた。smad2,3リンカー部リン酸化抗体を用いた免疫組織化学法データを解析した。
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自由記述の分野 |
消化器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己免疫性膵炎はIgG4関連疾患の膵病変であり、現在指定難病となっているが、原因不明で治療法も確立していない。本研究により、自然免疫系異常が疾患の病態や発症に関連することが示唆された。特に、IL-35、好塩基球、miRNA-21などが標的分子や細胞として新規治療ターゲットになる可能性があり、その意義は高いと思われる。
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