研究課題
基盤研究(C)
消化器悪性腫瘍の高精度診断法開発を目指し、液晶チューナブルフィルタ(LCTF)を用いた実体および倒立型顕微鏡を作製して臨床的な有用性を検討した。5-ALA(5アミノレブリン酸)によるPDD(光線力学的診断)を利用するためにLCTF付属顕微鏡システムを用いて、がん細胞株及び腫瘍臨床検体の分光データ検出・データの分析を実施した。その結果、悪性腫瘍に固有の波長スペクトルデータを得ることができた。
消化器内科学
今回得られた5-ALA(5アミノレブリン酸)および高分解能液晶LCTF付属顕微鏡システムを用いたPDD(光線力学的診断)における基礎データは、消化器悪性腫瘍の高精度診断法開発、すなわち悪性腫瘍の診断精度の向上・迅速化・自動化につながるものである。