• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

serrated pathway由来大腸癌の個別化医療の確立に向けて

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K09476
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関広島大学

研究代表者

田中 信治  広島大学, 病院(医), 教授 (00260670)

研究分担者 卜部 祐司  広島大学, 病院(医), 助教 (10648033)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード鋸歯状腺癌 / serrated pathway
研究成果の概要

鋸歯状腺癌のなかで予後不良な発癌経路に関する内視鏡所見、病理組織所見、分子生物学的特徴やゲノム変異を明らかにするために本研究を行なった。本研究では発癌早期の変化を検討するために、早期癌を使用した。本研究の結果は癌部に鋸歯状構造を伴う早期鋸歯状腺癌は悪性度が高い可能性があることと,早期鋸歯状腺癌は分子生物学的に異なる3群に分類され,各群で臨床病理学的および遺伝子学的に相違があることを見いだした。

自由記述の分野

大腸癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

Serrated pathwayは大腸癌の主な発癌経路の一つであり、予後不良な発癌経路として知られている。一方で、鋸歯状構造を有する腫瘍である鋸歯状腺腫からの大腸癌は全てserrated pathwayの様式をとって発癌するとは限らない。本研究の結果、鋸歯状腺癌は遺伝学的・病理学的に多様な発生機序を持つ疾患が混在していると考えられるため,鋸歯状腺癌の診断基準の細分化が必要となる可能性が示唆された。また,鋸歯状構造を伴う早期鋸歯状腺癌については悪性度が高いと考えられ、大腸内視鏡の治療選択の方針を選択する一つの指標となり得る可能性があると考えられた。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi