研究課題/領域番号 |
17K09484
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
吉田 健太郎 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30582861)
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研究分担者 |
野上 昭彦 筑波大学, 医学医療系, 教授 (80708602)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 心室期外収縮 / アブレーション / 心磁図 |
研究実績の概要 |
心室性期外収縮を有し、カテーテルアブレーション治療を実施する予定となった患者27例を対象に同意を取得し、予定されたデータ収集を完了した。当初の予定よりも早期に目標患者数に到達した。CT撮像時、および心磁図撮像時に、患者胸部にマーカを設置することにより、2種の検査結果を正確にマージすることが可能となる理論の下に、臨床検査技師、研究員、放射線医の補助を得て順調にデータの取得が進んだ。心磁図-CTマージ法によって推定される不整脈起源と、その後に実施されたアブレーション治療における成功部位との関連を検証し、期待された通りの精度が得られていることが分かった。現時点においては半定量評価となっており、今後はさらにデータの信憑性を向上させるための解析を進める予定である。昨年5月に開催されたBiomagnetic Sendai 2017にてpreliminary dataを発表した。本年6月に開催される予定の日本生体磁気学会のシンポジウムにて研究成果を発表する予定である。アメリカ心臓学会年次集会での発表を目指しながら、本年度中には原著論文として国際誌に公表の予定である。 今後は本手法によって推定された起源情報を、アブレーション治療を行う術者に術前に提供して、手技時間、X線透視時間、成功率、合併症出現率などの臨床指標に与える影響を評価する。さらに、上室性不整脈、とくに心房細動の波形解析にも応用して、心房細動に対するアブレーション治療の成績向上に寄与する手法を見出したいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定されたデータ収集を全て完了しているから。
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今後の研究の推進方策 |
データ解析を進めて論文として公表する段階にある。
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次年度使用額が生じた理由 |
胸部アクリルマーカおよび磁場発生装置が故障することなく安定して稼働したため代替機器の購入が不要になった。2018年度に開催される国際学会(American Heart AssociationまたはAmerican College of Cardiology)に研究協力者である大学院生と共に参加予定。繰越金はその費用に当てる予定。
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