• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

運動療法による冠動脈・頸動脈プラーク退縮と安定化、メカニズムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K09493
研究機関群馬大学

研究代表者

石井 秀樹  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90456674)

研究分担者 鈴木 進  名古屋大学, 医学部, 招へい教員 (10725831)
菊地 良介  名古屋大学, 医学部附属病院, 副臨床検査技師長 (30721435)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード心肺機能
研究実績の概要

虚血性心疾患患者において、1. 運動療法・心肺機能と、予後との関連を調査、2. 冠動脈プラークの組成と心肺機能などと関連性が深いとされるマイオカイン・脂質パラメーターなどのバイオマーカーとの関連についての検討を行うのが本研究の目的である。
昨年までに、経皮的冠動脈形成術を施行した急性心筋梗塞患者において、心肺運動負荷試験(CPX)にて評価した心肺機能が低下している群において、慢性期の心血管イベントが有意に高い結果が得られた。以前我々は心肺機能が低下している患者では冠動脈が不安定化していることを発表しているが、その予後にも大きく影響していることを明らかとしている。また、骨格筋から分泌される様々なマイオカインと冠動脈プラークの「質」との関連を血管内超音波で検討し、冠動脈左主幹部において、irisin濃度が低いと、高い群と比較した場合に不安定病変になっている可能性を発見した。
我々がPCIと共に重点を置いている重症大動脈弁狭窄症(AS)に対するTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)を行った患者に対する検討として、TAVI施行によりASを解除することで栄養状態が改善することなどを報告(Tobe A, et al. J Cardiol. 2021;78:250-254.)した。
COVID-19流行のため、十分なフォローアップ検討が行えない状況にあったが、今後、i) 心肺機能とマイオカインとの関連、ii) 運動や筋肉量が増加することのよりマイオカインが上昇するのか、iii) 心肺機能やマイオカインが上昇した際に、冠動脈・頸動脈プラークの退縮や組織が変化するのかなどについて更に検討する必要がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Improvement in the nutritional status after transcatheter aortic valve implantation2021

    • 著者名/発表者名
      Tobe Akihiro、Tanaka Akihito、Tokuda Yoshiyuki、Akita Sho、Miki Yusuke、Furusawa Kenji、Ishii Hideki、Usui Akihiko、Murohara Toyoaki
    • 雑誌名

      Journal of Cardiology

      巻: 78 ページ: 250~254

    • DOI

      10.1016/j.jjcc.2021.04.006

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi