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2017 年度 実施状況報告書

左室収縮能が保たれた心不全症例におけるバイオマーカーによる予後予測の有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K09496
研究機関大阪大学

研究代表者

砂 真一郎  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40573085)

研究分担者 坂田 泰史  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00397671)
彦惣 俊吾  大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (30423164)
中谷 大作  大阪大学, 医学部附属病院, 特任准教授(常勤) (60444535)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード心不全
研究実績の概要

本研究は他施設共同前向き観察研究である「左室収縮能が保たれた心不全の予後に関する多施設共同前向き研究(PURSUIT-HFpEF 研究、UMIN_ID:000021831)」において、血液サンプルを採取し、左室収縮能が保たれた心不全(HFpEF)の病態に関与すると想定される心筋線維化、心筋障害、腎機能障害、および慢性炎症の状態を反映する複数のバイオマーカーの測定を行い、臨床情報および予後情報と合わせて解析することにより、HFpEF の病態把握および予後予測に有用な新規バイオマーカーを同定することである。本研究の研究計画書は既に倫理審査委員会にて承認され、症例登録および血清検体の収集を既に開始済みである。現在、症例登録および血液サンプルの集積を行っている状況であり、既に血液サンプルから心筋障害、腎機能障害、および炎症反応のバイオマーカーを含め、複数のバイオマーカーの測定を行った。
本研究では、HFpEF症例を幅広く登録して詳細な臨床情報を取得することにより、HFpEF症例の層別化を行うことを目指しており、詳細な臨床情報を収集するとともに長期予後情報を取得することとしている。本年度はすでに登録された症例の臨床情報を用いて検討を行ったところ、症例の日常生活動作(activities of daily living, ADL)が入院期間に関連することが明らかとなり、この結果を日本循環器学会において学会発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画書は既に倫理審査委員会にて承認され、症例登録および血液検体の収集を既に開始済みであり、登録数を集積している状況である。
また、今年度はすでに登録された症例の臨床情報を用いて学会発表を行った。

今後の研究の推進方策

研究計画書は既に倫理審査委員会にて承認され、血液検体の収集を既に開始済みであり、登録数を集積している状況である。
今後はさらに症例登録を進め、臨床情報の登録を行い、さらにバイオマーカーの測定を行う。臨床情報およびバイオマーカーの測定結果を組み合わせて解析を行い、学会発表および論文発表等により情報発信を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

既に症例登録を行い、血清サンプルの集積を行っており、現時点ですでに血清からのバイオマーカーの測定を行った。測定条件を一定にすることが望ましいバイオマーカーもあり、これらについては今後サンプルをまとめて測定することとした。このため、当初の予定よりも本年度の使用額は少なくなり、次年度に使用することとした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Analysis of In-hospital Prognosis of Patients with Heart Failure with Preserved Ejection Fraction - From Prospective, Multicenter, Observational Study -2018

    • 著者名/発表者名
      砂 真一郎
    • 学会等名
      第82回日本循環器学会学術総会

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公開日: 2018-12-17  

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