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2019 年度 実施状況報告書

Myocardial bridgeはプラーク不安定化と長期予後に影響を及ぼすか?

研究課題

研究課題/領域番号 17K09536
研究機関川崎医科大学

研究代表者

山田 亮太郎  川崎医科大学, 医学部, 講師 (70388974)

研究分担者 根石 陽二  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (80319946)
久米 輝善  川崎医科大学, 医学部, 講師 (60341088)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード不安定プラーク / Myocardial bridge / OCT
研究実績の概要

本研究はMBのプラーク不安定化への影響をOCTにより前向きに検討し、また当院で運用されているKIBIDAN-GO(KawasakI BioImaging DAtabase for loNg term cardiovascular proGnOsis)レジストリを用いて、心筋ブリッジ(Myocardial bridge: MB)の長期予後の後ろ向き検討を予定している。
心臓カテーテル検査にて左前下行枝(LAD)に有意狭窄を認めない症例を対象とする。冠動脈造影でMBによる冠動脈のsqueezingの有無を同定したのちに、光干渉断層法(OCT)を用いて冠動脈を観察し、1)MB例におけるsqueezing部と近位部の非squeezing部でプラーク不安定化に差があるか、2)MBの有無でLAD近位部のプラーク不安定性に影響があるか、3)MBの有無でLAD近位部のプラークの進展が慢性期(1年半後)に差があるかを前向きに検討する。4)MBの長期予後に及ぼす影響をKIBIDAN-GOレジストリを用いて後ろ向きに調査して、1)日本人におけるMBの罹患率を明らかにすること、2)心血管イベント及び全死亡に及ぼす影響を調査する。
対象は虚血性心疾患が疑われ心臓カテーテル検査で右冠動脈もしくは左回旋枝に責任病変を有し左前下行枝に有意狭窄を有さず除外基準に該当しない100症例とし、血管造影でMB の有無を確認した後にOCT でMB とMB 近位部のプラークの性状を評価する。現在までに50例登録が完了しMBを有するD1遠位のLADは有さないLADよりLAD近位部のプラークがより大きく、不安定性が高い結果が得られた。上記結果を第33回日本冠疾患学会学術集会で報告した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

虚血性心疾患が疑われ心臓カテーテル検査で右冠動脈もしくは左回旋枝に責任病変を有し左前下行枝に有意狭窄を有さず除外基準に該当しない症例を対象に血管造影でMB の有無を確認した後にOCT でMB を有する症例ではMB部とMB 近位部のプラークの性状を比較した。フォローアップ後のデータ解析をこれまで50例を登録し終えている。

今後の研究の推進方策

現在までの登録症例で結果をまとめて、論文投稿並びに学会発表を予定している。

次年度使用額が生じた理由

登録症例が当初の予定より少なく、フォローアップのOCTカテーテル使用が少なかったため
次年度の使用額は学会発表や論文作成に使用予定

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Myocardial bridgeが及ぼすプラーク不安定性への影響: OCTによる検討2019

    • 著者名/発表者名
      山田亮太郎
    • 学会等名
      第33回日本冠疾患学会学術集会

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公開日: 2021-01-27  

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