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2019 年度 研究成果報告書

失神における簡易型 tilt検査の診断的有用性と治療への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09539
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関産業医科大学

研究代表者

安部 治彦  産業医科大学, 医学部, 特任教授 (70231967)

研究分担者 河野 律子  産業医科大学, 医学部, 特任准教授 (20449945)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード失神 / 血管迷走神経性失神 / head-up tilt検査 / 心臓突然死 / 職業運転者 / 健康起因性事故
研究成果の概要

血管迷走神経性失神(VVS)疑い患者の診断に、外来診察室で施行するactive standing試験が有用か否かを検討した。47名のVVS疑い患者の40%において陽性であった。これらの患者数では生活指導と起立調節訓練法による治療で失神の再発は認めなくなった。active standing試験はVVSの診断として簡便で有用な検査法である。国内における職業運転者の健康起因性事故の発生は2015年~2017年の3年間で815件報告されている。原因疾患としては循環器疾患が最多であった。心臓突然死が全体の11%を占め、意識消失が29%に発生していた。

自由記述の分野

循環器疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

血管迷走神経性失神の診断にHead-up tilt検査があるが、労力と時間を要するため、簡易型のactive standing試験の有用性を検討した。40%のVVS疑い患者で陽性であり、スクリーニングとして有用と考えられた。国内で最近増加している職業運転者の健康起因性事故の原因を明らかにするため、事故報告書をもとに解析を行った。職業運転者の健康起因性事故の原因疾患では循環器疾患が最多であった。注目すべきは、心臓突然死が11%に認められ、意識消失発作が29%に認められた。

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公開日: 2021-02-19  

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