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2022 年度 研究成果報告書

重症下肢虚血におけるメタボローム解析を用いた病態および治療マーカーの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09550
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関新潟大学

研究代表者

柳川 貴央  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10625586)

研究分担者 南野 徹  順天堂大学, 医学部, 教授 (90328063)
小澤 拓也  新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (70467075)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード重症下肢虚血 / メタボローム解析
研究成果の概要

平成29年度から令和元年度において、血管内治療を予定していた末梢動脈疾患患者のうち同意書の得られた計11例に対して、下肢動静脈血サンプリングを行った。
平成30年には、法改正により対外増幅赤芽球移植(EVEETA)を用いた再生医療が終了し、令和2年以降は新型コロナ感染症の拡大により待機的な血管内治療が可能な重症下肢虚血患者が減少し、症例リクルートに難渋した。
一方で同時並行で行っていた心臓からのサンプリングにおいては、虚血性心疾患に伴う低心機能症例において、解糖系からTCAサイクルに至る経路に関わるアミノ酸が心筋により多く取り込まれている可能性が示唆された。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究成果概要に記載の通り、重症下肢虚血の症例は少なく、解析データに明確な結論を得ることはできなかった。しかし、同時並行で行った虚血性心筋症のメタボローム解析においては、エネルギー代謝に関連した糖代謝関連した物質の取り込みが低下している一方で、一部のアミノ酸などTCAサイクルに関連する物質の取り込みが亢進していることが示唆された。虚血肢において、同様の現象が生じているかどうか実証することはできなかったが、重症下肢虚血の発症および治療効果を予測・評価するバイオマーカーの確立に向けて、足掛かりとなるデータを得ることができた。

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公開日: 2024-01-30  

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