研究実績の概要 |
心臓カテーテル検査器具から血管内皮細胞を取得し、一般的なサーベイを行った。計124人の患者の細胞にて、P-eNOS Ser1177, VCAM-1, P-AMPK, T-AMPK, P-ACC, Nitrothyrosin, NFKBを染色した。結果、血管硬度の指標であるCAVIとの相関が得られた。また、VCAM-1の発現は患者の腎機能と相関が認められた。eNOSに関しては、インスリン、VEGF、アセチルコリン負荷を行い、蛍光強度の増加について検討を行った。結果、VEGF負荷によるP-eNOS Ser1177の蛍光強度増加は、血液中のNO2NO3と正相関を示した。このことは、VEGF負荷はNO産生と関わっている可能性を示している。他、AMPK活性は、患者のスタチン、エゼチミブ内服による増加することが分かった。 この結果について、2018年日本循環器学会総会、日本血管不全学会にて発表を行った。
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