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2019 年度 研究成果報告書

急速進行性間質性肺疾患に対するポリミキシンB吸着カラム療法の作用機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09605
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関新潟大学

研究代表者

大橋 和政  新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (50463998)

研究分担者 坂上 拓郎  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (00444159)
高田 俊範  新潟大学, 医歯学総合病院, 特任教授 (40361919)
林 正周  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (40463997)
朝川 勝明  新潟大学, 医歯学総合病院, その他 (60599158)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードPMX / ILD
研究成果の概要

われわれはステロイドパルス療法第一日目にPMX-DHP療法を行った急速進行性間質性肺疾患(ILD)はそれ以外の群に比べて予後が有意に良いことを見出した。そこで当院でPMX-DHP療法とステロイドパルス療法を行った14例を対象にPMX前後、ステロイドパルス療法後の3点で、38種類の血清サイトカイン濃度を測定し急速進行性ILDの増悪因子を明らかにすることが目的とした。いくつかのサイトカインはPMX後に有意に低下し、パルス療法後はさらに減少がみられた。しかし、血清EotaxinのみPMX療法により有意に低下した(p<0.05)がステロイドパルス療法後は再び増加していた(p<0.05)ことが判明した。

自由記述の分野

呼吸器

研究成果の学術的意義や社会的意義

急速進行性間質性肺疾患(ILD)は難治性で致死的となる症例が多いが、PMX-DHP療法を併用することにより急速進行性ILDの予後が改善する報告があった。そこでPMX-DHP療法とステロイド治療を施行した14例を対象にPMX前後、ステロイドパルス療法後の3時点で、38種類の血清サイトカイン濃度を測定し急速進行性ILDの増悪因子を明らかにすることが目的とした。その中で血清Eotaxin濃度はPMX療法後に有意に低下したがステロイドパルス療法後は再び増加していたことが判明した。上記よりEotaxinがPMX-DHP治療によっても増悪する急速進行性ILDの病態に関与している可能性が示唆された。

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公開日: 2021-02-19  

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