重症感染症モデルとして、敗血症+二次性緑膿菌肺炎モデルマウスを作成し、敗血症発症後に免疫賦活作用をもつIL-7を投与したマウス群の生存割合が対照群よりも有意に高いことを証明した(JLB 2017)。また抗PD-L1ペプチド投与による敗血症モデルマウスの生存改善効果も証明した(JSR 2017)。 重症市中肺炎、外科手術後肺炎患者において、死亡群と生存群間には肺炎発症後の数日間でリンパ球数や好中球数の推移に乖離がある結果を報告した(ATS 2019)。これらの結果から重症感染症患者において今後考慮するべき免疫療法の展望を国際シンポジウムで発表した(IRIC 2017, IRIC 2019)。
|