研究課題
原因不明の間質性肺炎である特発性間質性肺炎(IIPs)症例における自己抗体の重要性を検討する一環として、IIPsにおける抗ARS抗体陽性症例の臨床的特徴を明らかにし日本呼吸器学会総会での発表、およびRespiratory Medicineに「Clinical characteristics of patients withanti-aminoacyl-tRNA synthetase antibody positive idiopathic interstitial pneumonia」のタイトルで論文発表をすでに行っている。本年度は、臨床的検討としてIIPsにおける抗MDA5抗体に着目し、Internal Medicine誌に「Clinical Features of Anti-MDA5 Antibody-positive Rapidly Progressive Interstitial Lung Disease without Signs of Dermatomyositis」のタイトルで論文発表を行っている。また、論文発表にはいたっていないがIIPsにおける抗DFS70抗体、抗Ro52抗体陽性患者の特徴に関しても興味ある結果が得られれている。一方で、自己抗体産生の機序と特発性間質性肺炎の関連についての検討が遅れ、現在細胞モデルについての検討がはじまったところであり、臨床的、基礎的両面からのアプローチを進めている。
4: 遅れている
臨床的検討は順調に進んでいるが、線維化機序の解明に関する検討が遅れている。
臨床的検討については、順調に進んでいるが、自己抗体産生の機序と特発性間質性肺炎の関連についての検討が遅れており、細胞モデル、動物モデルを用いた検討を進める予定である。
進捗状況が遅れており、次年度使用が生じた。細胞、動物モデルを使用した研究に使用予定である。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (7件)
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