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2019 年度 研究成果報告書

特発性間質性肺炎の病態における自己抗体の関与

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09617
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関長崎大学

研究代表者

迎 寛  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80253821)

研究分担者 佐藤 実  産業医科大学, 産業保健学部, 教授 (90162487)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード自己抗体 / 特発性間質性肺炎
研究成果の概要

特発性間質性肺炎における各種自己抗体を測定し、臨床所見との関連を検討した。抗ARS抗体陽性症例では、抗ARS抗体陽性皮膚筋炎関連間質性肺炎患者との比較を行い、両者の臨床的特徴が似通っていながらもKL-6が高値であるなど重症であることも示された。抗Ro52抗体の臨床的意義に関しても検討を行い、抗Ro52抗体陽性例が予後良好である傾向があるなど肺病変との関連を示唆する所見が得られた。また、皮膚筋炎において急速進行性間質性肺炎をきたす抗MDA5抗体を、特発性間質性肺炎において見出し臨床的特徴を報告した。以上のように原因不明の間質性肺炎においても特有の自己抗体とその肺病変への関与が示された。

自由記述の分野

呼吸器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

原因不明とされている特発性間質性肺炎において、特有の自己抗体が間質性肺炎発症に関与している可能性が示唆された。このことにより、学術的には間質性肺炎発症および進展のメカニズムの一部の解明に結び付く可能性がある。これらのメカニズムが明らかになることにより、これまでにはなかった自己抗体を中心とした物質をターゲットとした治療法の開発に繋がる可能性もあるなど、社会的意義が深いと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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