研究課題/領域番号 |
17K09618
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
坂本 憲穂 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (30448493)
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研究分担者 |
迎 寛 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80253821)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | NETs / pulmonary fibrosis |
研究成果の概要 |
本研究においては、肺線維化における好中球細胞外トラップ(NETs)の役割を解明するために、特発性肺線維症患者検体のNETsを検出し、その臨床的特徴との関連を解析した。特発性肺線維症患者血漿ではhistoneが増加し、気管支肺胞洗浄液ではcell free DNA, histoneいずれも有意に高値を示した。また、臨床像との関連においては、気管支肺胞洗浄液中cell free DNA, histoneと気管支肺胞洗浄液中の好中球比率と有意な正の相関を認めた。以上の結果からNETsが特発性肺線維症の好中球性炎症のバイオマーカーとして有用である可能性が明らかとなった。
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自由記述の分野 |
呼吸器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原因不明で予後不良な疾患である特発性肺線維症に対しては、その治療開発に加え有用なバイオマーカーの発見も期待されている。本研究では、好中球由来の物質であるNETsに着目し検討を行った。結果、肺局所から得られた気管支肺胞洗浄液中のNETsは、肺の好中球性炎症のバイオマーカーとなりうることが示唆された。肺局所の好中球が特発性肺線維症の病態促進に働く可能性も示されており、特発性肺線維症の病態解明、バイオマーカーとしての可能性、治療薬開発に繋がる基礎研究と考えられる。
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