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2019 年度 研究成果報告書

多発性嚢胞腎における嚢胞増悪の機序、および予後予測因子の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09679
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関北海道大学

研究代表者

西尾 妙織  北海道大学, 大学病院, 講師 (90463736)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード多発性嚢胞腎 / バイオマーカー / アミノ酸 / LAT1
研究成果の概要

常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)の予後を予測するバイオマーカーとして現在腎容積を使用しているが、他の因子を明らかにするためにコホート研究を行った。データ収集は終了し、遺伝子の結果も得た。今後結果を報告する予定である。また、ADPKDモデルマウスに対する必須アミノ酸を負荷する研究では、嚢胞が悪化し、嚢胞上皮にLAT1の発現が亢進していることを発見した。この結果は論文として報告済みである。

自由記述の分野

腎臓内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ADPKDはすべての患者が末期腎不全に至るわけではなく、同じ家系でも進行に差がある。予後予測因子を明らかにすることは、治療すべき患者を明確にするために非常に重要である。今回の研究で予後予測因子が明らかにできれば、今後の治療に非常に役立つ事ができる。また、ADPKDモデルマウスに必須アミノ酸負荷することで、嚢胞が悪化することが明らかになったことで、ADPKD患者が必須アミノ酸を取り過ぎない方がよい可能性が示唆された。更に嚢胞上皮細胞にLAT1の発現が認められた。今後はLAT1をターゲットとした、治療法の開発を行っていこうと考えており、新規治療に結びつく可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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